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生活の中にある美(16)−県北の土木構造物

本紙掲載日:2021-03-26
7面

逆さアーチと〃恐竜〃

◆速日峰橋(延岡市北方町)、尾鈴橋(日向市−木城町)

 アーチ橋が逆さになったような姿をしているのは、延岡市北方町の速日峰橋。上路式吊床版橋(つりしょうばんきょう)の道路橋としては、日本で初めて建設された。橋長54メートル。完成した1977(昭和52)年に、土木学会の田中賞を受賞した。五ケ瀬川に注ぐ深谷川をまたぐ。

 吊床版橋とは、橋台や橋脚の間に張り渡したプレストレスト・コンクリート(PC)鋼材をコンクリートで包み、床版にした橋のこと。

 尾鈴橋は、県道22号東郷西都線にあるアーチ橋。橋長約110メートル。1級河川・小丸川にまたがり、日向市と木城町をつなぐ。下流にある松尾ダム(同町)建設事業の一環で、戦後間もない1946(昭和21)年に着工、50(同25)年に完成した。

 日本で初めてケーブルエレクション工法が採用された。この工法は、山間部の深い谷間など下に仮設備を置けない場合に用いられる。ケーブルで桁部材をつり下げて運び、組み立てていく。同橋は、その独特な形状から〃恐竜橋〃とも呼ばれる。

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