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大人と人生語り合う

本紙掲載日:2021-03-31
7面
最初、グループごとに地域の先輩と会話をする生徒たち
人生紙芝居では、先輩の失敗談や転機などを通してエールやメッセージを受け取った

岡富中で「ひなた場」

◆相談できる人を地域につくろう

 保護者や教師以外の大人と中学生が人生について語り合う「ひなた場」が10日、延岡市立岡富中学校(粟田茂樹校長、301人)であった。2年生83人が、地域の先輩との真剣な対話を通して、自分自身と向き合った。

 「ひなた場」とは、県キャリア教育支援センターの取り組みの一つで対話型キャリア教育プログラム。自分の理想にしたい姿を見つけること、気軽に相談できる地域の先輩をつくることなどを目的に昨年度から実施し、3校目。

 講師と生徒がともに、自分のこれまでを山あり谷ありの「人生グラフ」に表して話すのが特徴。同センターのトータルコーディネーターで、同市キャリア教育支援センターの水永正憲センター長(72)は、「失敗談や乗り越えてきた体験を聞くことで、いろんな大人がいることを知ってほしい。自分で考える機会になってほしい」と期待する。

 この日は、地域で活躍する幅広い年齢層の大人18人を講師に招いた。「あいさつできる関係から相談できる関係へ」を目指して14のグループに分かれ、それぞれに講師1人が入った。

 最初は初めて対面する大人に緊張気味だった生徒も、自己紹介やミニゲームを通してリラックスした雰囲気へ。

 メインの対話は、自分のグループに付いた講師と一対一で7〜15分。一方的に話すのではなく、「受け止める」「投げ掛ける」「待つ」が決まり。教職員やスタッフは、対話の妨げにならないよう少し離れた位置から、生き生きと話す生徒たちを見守った。

 また、グループに付かなかった講師4人が、手作りの「人生紙芝居」を読み聞かせ、生徒はこのうち2人の紙芝居を見る時間が設けられた。

 延岡商工会議所総務課の甲斐稜人さん(23)は人生紙芝居の中で、中学1年次の学級目標「まず自分が」という言葉が、その後大きな存在になっていったことを紹介した。

 中学生までは消極的で、やりたいことをやりたいと言えなかった甲斐さん。大学では、学生が企画してさまざまな活動を行う学部を選んだことで、自身も積極的に取り組めたことを振り返り、環境を変えること、行動できたこと自体を喜ぶこと、もらった言葉を大切にすることなどの重要さを強調した。

 榎本愛乃さん(14)は、対話について「不安があったが、話を振ってくれたので楽に話すことができた。自分の人生を歩んでいく上でヒントを得られたと感じた。いろんなことに挑戦してみたいと思った。初めて会った人だったけど仲良くなれました。楽しかった」と笑顔。

 人生紙芝居を担当した甲斐さんは「中学生の時こんな機会はなかった。(自身の話が)ちょっとでも心に引っ掛かってくれればうれしい」と話した。

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