新たに都城市４人、宮崎市１人−３１日

新型コロナ−入院の１人が重症化

　県と宮崎市は３１日、新型コロナウイルスの感染者が新たに、都城市で４人、宮崎市で１人の計５人（県内１９５８〜１９６２例目）確認されたと発表した。また、入院している感染者４人のうち、１人が重症化していることも報告された。

　都城市の新規感染者で１９５９、１９６０例の５０代男性２人と１９６１例目の４０代女性は、クラスター（感染者集団）となった会食に参加。１９６２例目の７０代女性は、すでに感染が確認されている会食参加者のうち、６０代男性（１９５６例目）の知人と判明した。

　県感染症対策室によると、会食は３月２４日に市内の複数店舗で家族、知人らを交えて実施。１会場で最大１１人が参加しており、３０日までに感染が確認された５０、６０代の市内男女８人と今回発表の３人がこの場に同席していたという。同クラスターに関連した感染者は計１１人となった。

　このうち、３０日発表の７人については計９人の濃厚接触者がおり、その検査で１９６２例目の陽性と１人の陰性を確認。残る７人の検査結果も４月１日までに判明し、県などは新たな検査対象者がいないかについても調べている。
宮崎市では県１９５８例目となる市内の４０代男性が感染。行動歴や濃厚接触者は調査中で、４月１日午後に発表される。

　同対策室は都市部を中心に国内で感染が再拡大する傾向があり、本県についても「第４波が強く懸念され、後にその入り口だったということになるかもしれない」と警戒。「感染拡大の一番の急所が会食とされる」として、リスクの高い大人数や長時間での開催は避けるよう求めている。


◆４月１日、３日ぶりゼロ

　県は１日午前、新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかったと発表した。新規感染者ゼロは３日ぶり。