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観光協会、町職員に許可

本紙掲載日:2021-04-02
1面
門川駅に張り出されている介助利用を周知する張り紙

JR門川駅−車いすの介助

 JR九州は1日から、門川駅のホームなどでの車いすの介助を同駅の管理を委託する一般社団法人門川町観光協会の職員や門川町職員にも許可した。これまでは取り決めにより、研修を受けたJR社員のみとしていた。同様の許可は、川南駅に次いで2例目。

 同駅は、同町観光協会が切符販売や清掃などの管理を担う簡易委託駅。同観光協会によると、川南駅への許可を踏まえてJR九州から打診があり、昨年6月から両者で協議を重ねてきたという。

 同観光協会職員3人と、対応できない場合は町職員が介助に対応することとし、これまでに町職員も含め9人が延岡駅で介助を行うための研修を受けたという。

 JR九州宮崎総合鉄道事業部によると、基本的には車いす利用など介助が必要な利用者は、事前に南宮崎駅介助対応スタッフ(電話070・1425・8504)か同観光協会(電話門川63・0424)への連絡が必要としている。平日の午前8時30分〜午後5時15分までは同観光協会職員か町職員が対応する。

 同観光協会の大石隆治事務局長は「駅にはスロープもあり、車いすの介助は重量もあり大変。研修を受けたからといって決して安心はできない。安全第一、事故のないよう慎重に対応していきたい。介助を利用の場合は、できるだけ事前の連絡をお願いしたい」と話した。

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