談話室−５月場所の活躍も楽しみ

琴恵光延岡後援会、久々勝ち越しに笑顔

　先月２８日に千秋楽を迎えた大相撲３月場所で延岡出身の琴恵光関（佐渡ケ嶽部屋）は８勝７敗の好成績。昨年９月場所以来３場所ぶりの勝ち越しに延岡後援会（稲田義美会長）の役員も一同笑顔で１５日間を振り返った。

　「千秋楽の後、『来場所は大勝できるよう精進します』というメールが来ました」と事務局長の岩切隆徳さん。３月場所の内容で自信をつかんだ様子だという。一方で、「コロナ禍のため、琴恵光関が、しばらく帰省していないことがさみしいですね。琴恵光関も常にふるさとの応援が頭にあるようです。コロナ禍が収まり、三役昇進が決まったタイミングでぜひ帰省してほしいですね」。

　ただ、佐渡ケ嶽親方（元関脇琴乃若）は自らがスカウトしたこともあり、期待も大きく、延岡後援会には「小結ではだめ。関脇でないと（地元に）帰さない」と言われたという。

　稲田会長ら役員は、琴恵光が初土俵以来、８１４番一度も休場せず土俵を務めていることに触れ、「場数を踏み、通算成績では勝ち越している。地力は十分付いている。３月場所では惜しい取組もいくつかあったが、けがをしない負け方。本人は５月場所に向けて気持ちを切り替えています。活躍を楽しみに、応援してください」と声をそろえた。

　また、甲斐泰文副会長は、延岡学園柔道部ＯＢで小林市出身の幕下３０枚目の琴砲（ことおおづつ）さんが、６勝１敗の好成績だったことに触れ、「琴恵光を慕って入門した経緯があります。私たちも高校生時代から知っているので、ぜひ琴砲も応援してください」。

　写真は、延岡後援会の、左から稲田会長、甲斐副会長、柳田英明幹事長、岩切事務局長（１日）。