失われた１年を取り戻す−

日向商議所、２１年度の事業など決める

　日向商工会議所（三輪純司会頭）は３月２６日、２０２０年度第２回通常議員総会を同会議所１階多目的ホールで開き、２１年度の事業計画案や収支予算案など６議案を原案通り承認した。

　冒頭、三輪会頭は「２０２１年のスローガンは『失われた１年を取り戻す倍返しだぁ〜』。共に力を合わせて３０年後、５０年後にキラリと光るレアなまちをつくりたい。子どもや孫にしっかり引き継げる活動をやっていきたい」と意欲的に話し、協力を呼び掛けた。

　２１年度の活動方針は中小企業・小規模事業者の経営支援と伴走、地域資源を生かした地域活性化とまちづくり支援、スポーツキャンプ誘致・受け入れの支援、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の取り組みの推進など１３項目。

　若者が住んで、働いて、活動したいと思ってくれるような「レアなまちづくり」や、物流・人流を促進し「海と山の融合を図る日向モデル」のまちづくりなどを推進する。加えて、地域総合経済団体として持続できる地域社会・みらいづくりにつなげる。

　このうち、レアなまちづくりの柱としては、リラックスサーフタウン日向移住促進プロジェクトおよびプロ野球などキャンプ誘致促進プロジェクトの二つの事業を確実に促進し、市民や会員事業所と協働しながら、地域経済復興へ向けた戦略を提言・実施する。

　席上、三輪会頭が、同会議所の「男気・女気地域貢献商品券」の発行事業と、「タクシーデリバリー事業」が、日本商工会議所が今年度新設した新型コロナウイルス感染症対応関連事業として表彰されたことも報告した。