６日から春の全国交通安全運動

事故のないまちへ対策本部が開始式−延岡

　６日から「春の全国交通安全運動」が始まった。１５日まで。延岡市交通安全対策本部（本部長・読谷山洋二市長）は、旭町のイオン延岡店で開始式を開き、市や県、延岡警察署、延岡地区交通安全協会、同安全運転管理者協議会の加盟事業所などから約５０人が参加した。

　同本部副本部長の山本一丸副市長が読谷山本部長からのメッセージを代読。この季節は外出の機会が増え、入学シーズンでもあるため、地元の地理に慣れていないドライバーの脇見や、疲労による居眠りなどが心配とし、「交通法令の順守とマナーの普及に取り組み、事故のない安全なまちづくりにご協力をお願いします」と呼び掛けた。

　久留米英樹延岡署長は、昨年１年間に管内で起きた交通事故は４９６件で前年比１０２件減、負傷者も４９３人で１０９人減少したが、死者数は３人で同数だったと報告。今月３日には市内で横断歩道を渡っていた歩行者が車にはねられる、今年初の死亡事故が発生したとして、登下校時間を中心に横断歩道での一時不停止や歩行者妨害などの取り締まりを強化する方針を示した。

　この後、参加者代表として、のべおか若鮎（あゆ）レディの金子千明さんが「横断歩道を渡ろうとする人がいたら必ず車を止める」「歩行者がいたらスピードを緩める」など、歩行者を最優先する運転を実践することを宣誓。開始式後は参加者が店舗の各出入り口に分かれ、「きょうから春の交通安全運動です」と、来店客にチラシや反射材を配布した。