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(ラミネート加工は300円追加) |
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20〜40代に感染広がる−10、11日発表分県内で34人
県と宮崎市は、10日に26人(県1973〜1998例目)、11日に8人(県1999〜2006例目)の新たに34人が新型コロナウイルスに感染したとそれぞれ発表した。県は日向市の繁華街でクラスター(感染者集団)が発生したと判断。クラスターの関連感染者は、8日発表分以降で少なくとも34人で、現時点で変異株の可能性は低いとみられる。日向・東臼杵圏域でのクラスターは2例目になる。(3面に関連記事)
県内の累計感染者は2千人を突破。1日の新規感染者が25人以上となるのは、1月25日以来74日ぶり。市町村別では日向市27人、門川町1人、宮崎市4人、高鍋町と都農町が各1人。この中で宮崎市の2人、高鍋町の1人は日向市のクラスターとの関連はない。
また、日向市の2005例目の50代男性(11日発表)は、同日時点でクラスターとの関連は分からず、調査を進めている。
日向市内の感染拡大が分かったのは、8、9日発表の門川町と宮崎市の男性4人の疫学調査が発端。同市繁華街の飲食店の従業員や利用客とその周囲で感染が分かった。県は「感染確認の順に感染が拡大したわけではない」としており、人権への配慮を呼び掛けている。
11日までに判明した日向市の20〜40代の男女26人、門川町の20〜30代の男女4人、宮崎市の20〜30代の男女3人、都農町の20代男性は日向市のクラスターに関連した感染者である可能性が高い。
関連する飲食店が20店舗以上と複雑で、感染の端緒や、広がった状況などの調査は難航。県は日向保健所を中心に、疫学調査と並行して全容の解明を進めている。
◆11日までに約350人の検査を終了
県ではこのクラスターの感染者の疫学調査で、約400人の検査を実施しており、11日時点で、約350人の検査結果が分かった。
感染者の中に高齢者施設の関係者がいたために検査を実施したが、同日時点で施設での感染の広がりは確認されていない。
◆延岡市内の療養施設を再開−県北の入院は4人
県によると10日時点の県内の入院は10人で重症者はゼロ。県北では日向入郷圏域で3人、延岡西臼杵圏域で1人が指定医療機関に入院。10日から延岡市の宿泊療養施設での受け入れを再開し5人が療養中。自宅療養は5人。25人は入院・療養調整中となっている。
◆変異株の疑いは計4人−すべて県外由来
県は11日までに、変異株疑い患者が新たに2人確認されたと公表した。9、10日発表の感染者1人ずつで、居住地などは明らかにしていない。疑い患者は累計4人になり、いずれも往来歴などがあり、県外由来と判明している。
◆新型コロナ、12日10人程度
県は12日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が10人程度になると発表した。確定値は12日午後、発表する。