時短協力などで補正案

本紙掲載日：2021-04-15

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県議会、１６日まで臨時会

　県議会臨時会は１５日開会。会期は１６日まで、河野知事は日向市の飲食店などを支援する１億８８９６万円の今年度一般会計補正予算案を提案、専決処分１件を報告した。採決は１６日。

　日向市内の時短要請に伴う飲食店への協力金事業は１億５４４６万円。それにより大きな影響を受けた酒店やタクシーなど事業者への緊急支援事業は３４４９万円を計上した。

　全額国費負担で、可決されると、今年度の一般会計予算規模は６３０１億４６３７万円になる。

　河野知事は提案理由を「赤圏域化で住民には大変なご苦労をかける。日向市と連携し、感染拡大の防止を図り、事業の継続を支援したい」と説明した。

　１６日は１議案を採決し、各常任委員会委員や議会運営委員会委員らを選任。「新型コロナウイルス等感染症対策」「地域振興対策」「働き方改革・産業人材確保対策」の３特別委員会設置議案採決と、その構成メンバーを選ぶ。

　また「航空自衛隊新田原基地に関わる事項について速やかな情報提供を求める意見書」の議員発議を採択し、国に提出する。

◆議長は中野氏、副議長に濵砂氏

　１５日の本会議は正副議長選があり、第７１代議長に自民党の中野一則氏（７１）＝えびの市区、６期目＝、副議長に同党の濵砂守氏（６７）＝西都市・西米良村、５期目＝が選ばれた。任期は慣例で議長が２年、副議長が１年。

　選挙は全３８議員による単記無記名投票で行い、中野氏、濵砂氏とも所属会派の２５票に２票を加えた２７票を獲得した。

　中野氏は２０００年初当選で、副議長、監査委員、議会運営委員会委員長などを歴任。濵砂氏は１９９９年初当選で、議会運営委員長、監査委員などを務めた。

　中野氏は「コロナ禍の厳しい環境だが、県民、県政発展のための議会運営を」、濵砂氏は「議長の補佐役として慎重に対応していきたい」と述べた。