新型コロナ−県内１２人、うち変異株疑い５人

県北・日向市と椎葉村各１人

　県と宮崎市は２１日、県内で新たに１２人（県２０５３〜２０６４例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北では椎葉村と日向市で１人ずつ。変異株疑いの感染者は５人で、確認は７日連続。累計の感染者は２０６４人、変異株疑いは２６人になった。

　２桁の新規感染者は９日ぶり。県北以外の市町村別では宮崎市４人、都城市３人、三股町２人、串間市１人。日南・串間圏域が「黄（感染確認）圏域」になった。

　県感染症対策室によると、２０５８例目の椎葉村２０代男性は関東地方からの来訪者と接触歴があった。２０６４例目の日向市１０代未満男性は、同市が教職員２人の感染を発表した学校での検査で初めて陽性が分かった。学校関係者の検査は２１日に、残る５０人ほどを行ったという。

　２０５７例目の都城市４０代女性は、医療機関を受診し陽性を確認した。２０６１例目と２０６２例目の同市１０代の男女２人はその接触者として陽性が分かった。

　三股町の２０５９例目の４０代女性と２０６０例目の１０代男性は、医療機関を受診して判明した。それぞれのつながりや接触者などを調べている。

　２０６３例目の串間市の３０代男性は、関西地方で陽性者との接触歴があったことが分かっている。

　宮崎市の２０５３例目の４０代男性、２０５４例目の５０代女性、２０５５例目の２０代男性はそれぞれ、これまでの同市の感染者の接触者として検査して判明した。２０５６例目の１０代女性は、医療機関を受診して陽性が分かった。接触歴などを調べている。

　県によると、２０日の行政検査は７２件で１２件が陽性と判明。日向市繁華街のクラスター関係で１件、学校関係で３５件を検査したという。

　２０日時点の入院は３２人で重症者はゼロ。県北では延岡西臼杵圏域（４４病床）で２１人、日向入郷圏域（１８病床）で３人が入院。宿泊・施設療養は１０人でうち４人が延岡市の宿泊施設で、２人が施設で療養している。入院・療養調整中は人となっている。


◆２２日、１０人以上

　県は２２日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が１０人以上になる見込みと発表した。確定値は２２日午後に発表。１０人以上は２日連続となる。


◆都城市の職員が感染

　都城市は２１日、市民課マイナンバーカードサポートセンターに所属する非常勤の女性職員２人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　同市によると２人はいずれも４０代で同市と三股町の在住。県の２１日発表分に含まれる。同課で２人と接触があった職員３８人は検査を終え、当面の間自宅待機にしているという。