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電力会社の計画見直し求め要望書と署名

本紙掲載日:2021-04-24
3面
署名を提出する電力会社設立を考える市民の会

考える市民の会が読谷山延岡市長に

 延岡市が2021年度中の設立を目指している地域新電力会社について、同市内の中小企業経営者らでつくる「電力会社設立を考える市民の会」(増田幹夫会長)は23日、読谷山洋司市長に創業事業計画の見直しを求める要望書と4792人分の署名を提出した。

 増田会長ら3人が市役所を訪れ、読谷山市長に直接手渡した。要望書では、「国の制度の動向が定まるのを待って、容量市場など国の制度変更のリスクを創業事業計画に盛り込んでほしい」など5項目を求めた。

 増田会長は「設立に反対しているわけではない。冷静に市民の声も聞きながら、国の動向が固まった段階でも延岡市のためになるのでは」と要望。読谷山市長は「多くの方の意見を聞いた上で対応を考えたい」と話した。

 地域新電力会社の設立をめぐっては、市が市議会3月定例会に出資金6千万円などの事業費を盛り込んだ21年度一般会計補正予算案を提案。議会は、「さまざまな点で課題があり、もう少し時間をかけて検討すべき」として、事業費を減額した修正案を発議し可決。読谷山市長は再議を求めたが、議会は事業費を減額した修正案を賛成多数で再び可決した。

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