聖火リレー、２５日本県入り−２６日まで

１２市町１３ルート走る

◆県北−高千穂、延岡、日向３９区間

　東京五輪の聖火リレーは、２５日本県入りし、２６日までの２日間、１２市町の１３ルート、１８０区間で１８１人のランナーが聖火をつなぐ。県北では２５日高千穂町、延岡市、日向市の３ルート、計３９区間で行われる。

　高千穂町では午前９時４５分に高千穂神社を出発し、同１０時３分に槵觸（くしふる）神社に到着。延岡市では午前１１時４０分に延岡市役所前を出発し、午後０時２０分に旭化成柔道場前に到着する。日向市では午後１時３０分に大御神社を出発し、午後２時８分にお倉ケ浜総合公園に到着する。

　聖火は日向市の後、高鍋町、西都市、宮崎市とリレー。２６日に宮崎市、日南市、串間市、三股町、都城市、小林市、えびの市を巡る。

　東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は１３日、ランナーを発表。延岡市では１９８４年ロサンゼルス五輪男子マラソンに兄弟で出場した宗茂、猛さん（６８）、６４年東京五輪競歩に出場した三輪寿美雄さん（８８）らが名を連ねた。各ランナーの走行場所など詳細についてはスタート直前まで非公表としている。

　新型コロナウイルス感染対策などのため、高千穂町での出発式など一部式典の観覧は事前申し込み制となった。日向市では日向・東臼杵圏域が県の「赤（感染急増）圏域」に指定されたことを受け、出発地点でのミニセレブレーションを規模縮小し、無観客で行う。

　組織委員会は新型コロナ感染対策として、マスクの着用や大声を出さずに拍手での応援、インターネット生中継の視聴を呼び掛けている。