新型コロナ、新たに９人

美郷町９０代女性、入院の際に判明−２３日

　県と宮崎市は２３日、県内で新たに９人（県２０７７〜２０８５例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は美郷町の１人、変異株疑い患者は新たに３人だった。県内の累計感染者は２０８５人、変異株疑いは計３４人になった。

　県北以外の市町村は都城市４人、宮崎市３人、鹿児島県在住１人。

　県感染症対策室によると、２０８０例目の美郷町９０代女性は別の疾患で入院する際の医療機関での検査をきっかけに陽性が判明。これまでの感染者との接触歴などは分かっていないという。

　県と都城市によると、同市役所のクラスター（感染者集団）では、新たに３０代の男性常勤職員（鹿児島県在住）、２０代の女性非常勤職員の感染を確認した。また、２２日発表の４０代女性職員の家族と親族になる５０代と８０代女性の感染が分かった。関連感染者は１４人になった。

　２０８５例目の９０代女性は、２１日発表の３０代男性の接触者として検査し、陽性が分かった。

　宮崎市によると、１０歳未満女性は、１８日発表の２０代女性の家族。２０代男性は２１日発表の１０代女性の友人。２０代男性は医療機関を受診して判明した。

　県によると、２２日の行政検査は２８３件。陽性は９件。２２日時点の入院は２２人で重症者はゼロ。延岡西臼杵圏域（４４病床）で１３人が入院し、日向入郷圏域（１８病床）の入院はゼロ。宿泊・施設療養は１８人で、２人が延岡市の宿泊施設で、３人が施設で療養。自宅療養は１人。入院・療養調整中は１７人となっている。


◆２４日、３０人以上の見込み

　県は２４日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が３０人以上になる見込みで、美郷町で新たなクラスター（感染者集団）が確認されたと発表した。河野知事が午後２時から会見し、確定値などを発表する。