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まつりのべおか推進協が総会

本紙掲載日:2021-04-27
1面

五輪後に花火大会

◆総踊り、出会い神輿は検討中

 まつりのべおか推進協議会(吉玉典生会長)の2021年度総会が26日、延岡市東本小路の市中小企業振興センターであった。今年の「第44回まつりのべおか」は、花火大会を東京五輪・パラリンピックの終了後に開催。開催日や会場は、今後の感染状況などを踏まえて決定する。まつりを盛り上げる「総踊り」と「出会い神輿(みこし)」は、開催の検討をしているという。また、実行委員長に延岡市大貫町の甲斐公三さん(42)=甲斐酒販取締役=を選出した。

 総会には、同協議会の役員や実行委員ら約50人が出席。吉玉会長は「コロナ禍の難しい環境にあるが、『延岡を元気にしたい』と始まったまつりの伝統を次世代に引き継いでいきたい。延岡の活性化、市民のために力を貸してほしい」とあいさつ。来賓の読谷山洋司延岡市長は「感染予防を考えながら、可能な範囲で開催してほしい。全力で応援したい」と話した。

 議事では、昨年度の事業報告や収支決算、前回の実行委員長の高橋忠司さんから推薦を受けた甲斐さんの実行委員長就任などが審議され、全会一致で承認した。

 続いて、実行委員長の引き継ぎがあり、歴代実行委員長の名前を記した委員長専用の法被を高橋さんが甲斐さんに着せると、会場から大きな拍手が送られた。実行委員長に就任した甲斐さんは「コロナ禍で自粛が続き、人と人とのコミュニケーションが薄れている。市民の明日への活力、地域再生のためにまつりを開催したい。皆さんのお力添えをお願いします」と意気込みを語った。

 実行委員会は、しばらくの間、月1回のペースで開かれ、募金活動や日程などの検討を行うという。

 延岡の夏を彩る「まつりのべおか」は、1977年から毎年、同市中央通や中町などを主会場に開催されてきた。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大のため、初の中止となった。

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