新型コロナ−２６日宮崎市５人

いずれも感染者の家族

　県と宮崎市は２６日、県内で新たに５人（県２１３７〜２１４１例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。５人はいずれも宮崎市在住で、これまでの感染者の家族。県内の累計は新規感染者が２１４１人。変異株疑いは２人増の５３人になった。

　宮崎市によると、同市２０代女性は、同僚５人が感染した同市のクラスターの２０代男性（２５日発表）の家族。２０〜７０代の男女４人は、２５日発表の同市１０代男性の家族という。

　宮崎市以外の新規感染者はゼロ。県内の２５日時点の入院は２２人で重症者が１人。県北では延岡西臼杵圏域の医療機関（４４病床）に９人が入院、宿泊・施設療養は６６人で、延岡市の宿泊施設で１０人、施設で２４人が療養中。自宅療養は４人。入院・療養調整中は１０人。

◆変異株１例は英国株

　県は２６日、県内で確認された変異株疑い感染者の献体をゲノム解析した結果、「英国株」と確定したと発表した。

　県感染症対策室によると、県が今月９日に発表した変異株疑い感染者の検体。県衛生環境研究所から、国立感染症研究所へ送付し、２６日、詳細な検査結果が分かった。

　同室は「英国株は感染力が高い可能性が指摘されている。県民への感染防止の呼び掛けは変わらないが、医療機関などと情報を共有していきたい」と話していた。

　県内では２４日までに、変異株疑い感染者は５２人で、いずれも英国株などが含まれる「Ｎ５０１Ｙ」の疑い。今回確定したのはそのうちの１人で、ほかは国立感染症研究所の検査報告を待っている。

◆２７日、１０人以上

　県は２７日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が１０人以上となる見込みと発表した。確定値は午後、発表する。