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生理用品を無料配布

本紙掲載日:2021-04-28
3面

コロナ禍の困窮対策−男女共同参画センター

 特定非営利活動法人みやざき男女共同参画推進機構は、不要になった未開封の生理用品を回収。希望者に無料配布する取り組みを始めた。宮崎市宮田町の県男女共同参画センターを拠点に実施する。

 同機構によると、家庭環境や経済的な困窮から生理用品を買うことができない「生理の貧困」が学生の5人に1人とも言われ、国内だけでなく、世界各国で注目を集めている。

 同機構は、SDGsにもつながる「生理の貧困」の一助になればと、新品・未開封の生理用品回収ボックスを同センターに設置。寄付された生理用品は、同センターで希望者に配布する。また、同センター1階の女性トイレには生理用紙ナプキンを設置し、自由に利用できる。

 SDGsの中では「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「ジェンダー平等を実現しよう」「人の国の不平等をなくそう」と深く関わる。同センターは「広く支援の輪が広がるきっかけになれば」としている。

 問い合わせは、同機構(電話0985・32・7591)。

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