議長・本部氏、副議長・白石氏

延岡市議会、６日臨時会

　延岡市議会（定数２７）の臨時会は６日、正副議長選を行い、議長に本部仁俊氏（６１）＝友愛クラブ＝、副議長に白石良盛氏（６６）＝自民党きずなの会＝を選出した。任期は申し合わせにより議長が２年、副議長が１年。

　改選は、いずれも２７議員の単記無記名投票で行われた。議長選には本部氏と佐藤誠氏（６５）＝自民党きずなの会＝の２人が立候補。有効投票数２６票のうち、本部氏が１４票を獲得して当選した。

　副議長選には白石氏と平田信広氏（６９）＝日本共産党＝の２人が立候補。有効投票数２７票のうち、白石氏が１４票を獲得して当選した。

　本部氏は、２００７年４月、市議に初当選し４期目。総務財政委員会、都市建設委員会、議会運営委員会の各委員長、監査委員などを歴任。１８年から１年間、副議長を務めた。

　投票前の所信表明で本部氏は、「『笑顔あふれる延岡づくり』を大きな目標とし、戦略の柱を『発信力』として取り組む」「皆さんの意見に真摯（しんし）に耳を傾け、公平で民主的な議会運営を実行していく」と述べた。

　白石氏は、１１年４月、市議に初当選し３期目。福祉教育委員会、議会運営委員会の各委員長を歴任。当選後のあいさつで「議会運営と延岡市発展のために努力していきたい」と述べた。

　臨時会はまた、議長選に先立ち、市固定資産評価審査委員会条例の改正案１件と、一般会計補正予算案など専決処分２件を上程。議会は同条例改正案を原案通り可決し、専決処分をいずれも承認した。

　一般会計補正予算は、子育て世帯生活支援特別給付金事業として１億４９９０万円を計上。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化していることを受けて、低所得の子育て世帯に対し、児童１人当たり５万円の給付金を支給する。事業費は、国の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金を活用。補正後の一般会計規模は６３４億４４８万円。