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回復期の後方支援病院確保へ

本紙掲載日:2021-05-18
1面

県がルール整備を検討

 県は17日、県内の医療資源を有効に活用するため、回復期の新型コロナ患者を受け入れる「後方支援病院」を確保、転院のルールを整備するよう検討していることを明かした。県議会新型コロナウイルス等感染症対策特別委員会(佐藤雅洋委員長、12人)で報告した。

 県によると、新型コロナへの対応が長期化する中、重症など中等症以上の患者を受け入れる医療機関の負担増が課題になっている。

 後方支援病院は、重症などから回復期にある患者を、指定医療機関、協力医療機関とは別に受け入れる。スムーズに転院ができるよう、ルールを定めることも検討している。

 重黒木清県福祉保健部長は「第3波で医療提供体制は綱渡りになった。患者が急増した場合に備え、限られた医療資源を効率よく回すことが重要」としている。

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