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厳しい現状、対策を協議−延岡市

本紙掲載日:2021-05-21
1面
現状や今後の対策などで意見を交わした延岡市の新型コロナウイルス対策に関する意見交換会

関係機関コロナで意見交換

 延岡市は19日、市役所講堂で新型コロナウイルス対策に関する意見交換会を開き、医療、福祉、経済、教育など関係機関の代表者らが、厳しい現状や今後の対策などについて読谷山洋司市長らと意見を交わした。

 会合は午前、午後と2回あり、午前の第1部は商工、農林水産業、飲食店、宿泊施設など、午後の第2部は医療、福祉、教育、区長連協などの代表者らが出席。いずれも意見交換は非公開で行われた。

 会合後、読谷山市長は「感染予防の徹底、円滑なワクチン接種、次の緊急経済対策を同時並行的に行うことで、各事業所、さらには市民生活を守っていきたい」と述べた。

 意見交換に先立ち、元九州保健福祉大学薬学部教授で、延岡・日向・西臼杵コロナコーディネーター(県調整本部)の佐藤圭創氏による映像での講演があった。テーマは「新型コロナウイルス感染症の過去・現在・未来」。

 佐藤氏は、現在起こっている第4波の特徴を「従来株から変異株へ急激に変化」などとし、「今までより、より強固な感染対策が必要」と指摘。今後の見通しについては、先進諸国では来春で収束の方向に向かうが、世界が収束するには数年かかるとの見方を示した。

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