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▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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岡富中で平和学習
◆池田さん朗読「島野浦空襲」を校内放送
延岡市立岡富中学校(粟田茂樹校長)は6月30日、「平和学習」を行い、全校生徒が戦争の悲惨さを知り、平和の尊さについて考えた。
現在、同校のある場所には延岡高等女学校があったが、1945(昭和20)年6月29日未明の延岡大空襲で全焼。校区の川中地区一帯は焼け野原となり、校庭横を流れる五ケ瀬川や堤防には大勢の人が避難した。
こうした地元の歴史を知る機会が徐々に少なくなっていることから同校は毎年、平和学習に力を入れている。
これまでは近くの延岡市立図書館で開かれる「平和祈念資料展」の見学や講演会などを開いてきたが、昨年からは新型コロナウイルス感染拡大防止のため校内放送で行っている。
延岡大空襲についてクラス担任が各教室で説明し、玄関ロビーには空襲に関する資料を展示。校内放送では、延岡大空襲の約1カ月半前にあった「島野浦空襲」に絞って紹介した。講師は、平和祈念資料展を担当している夕刊デイリー新聞の坂本光三郎記者と声優の池田知聡さんが務めた。
同年5月2日朝、島野浦小学校を米軍機が襲い、機銃掃射で児童生徒4人と住民2人が犠牲になった。体験者の一人である塩谷五月さんらが、空襲でけがをした人や遺族の手記、聞き取り調査を通じて証言集を作成。それを坂本記者が朗読原稿にし、池田さんが読んで録音・編集したものを校内放送で流した。
76年前、朝自習の時間に小学校が突如襲われ、校舎に銃弾が撃ち込まれる。逃げ惑う子どもたち。廊下で倒れ、そのまま息絶えた子ども、自宅で家族に見守られながら亡くなった子どももいる。
約30分間の放送を聴いた後、生徒会の堀田莉空さん(3年)は講師へのお礼の言葉の中で「いきなり機銃掃射で襲撃されて、本当に怖かっただろうと思います。自分と同じくらいの年の子が、そのような目に遭ったと知り、戦争の怖さを実感しました」と感想を述べた。
3年生の古川あおいさんは「校舎に弾が飛んできて、友達が撃たれるのを見たというところが恐ろしかった。今は何事もなく平和に暮らしていますが、それが当たり前ではなかった時代があることを知りました。平和は本当に大切だと思います」。染矢健成さんは「目の前で同級生が死んでいく場面では心が痛くなりました」と話した。
◆空襲の資料展、校内で9日まで
同中は9日まで校内で空襲の資料展を開催。延岡大空襲の3日後に米軍が撮影した延岡市街地の拡大写真、島野浦空襲を語り継ぐために塩谷さんらが作成した紙芝居を展示している。