南郷クラブＶ九州大会へ−軟式野球

　「高松宮賜杯第６５回全日本軟式野球大会」１部は４日、延岡市西階球場で決勝が行われ、日向代表の南郷クラブが小林代表の羅生門を４―１で下して優勝した。南郷クラブは１７日に鹿児島県で行われる九州大会に出場する。

　大会には県内の各地区を勝ち上がった１０チームが参加。トーナメントで頂点を争い、３日に１、２回戦、４日に準決勝と決勝を行った。

　南郷クラブは決勝の三回、主砲の小山大輔を起点に２点を先制。五回には中田、八回には水元の適時打で１点ずつ追加し、突き放した。投げては小山が準決勝に続いて完投。変化球と制球力の高さを武器に、打たせて取る投球で１点に抑え、チームを九州大会に導いた。

　結果は次の通り。

▽１回戦
ＪＡはまゆう（日南）　　　０００００００−０
南郷クラブ（日向）　　　　０００３２０×−５

はまゆうＤＲＦＡＭ（都城）００３０００２−５
あゆの是則（日向）　　　　００００００４−４

▽２回戦
南郷クラブ（日向）　　　　０００００３０−３
ＢＢＫ（延岡）　　　　　　００００１００−１

高鍋クラブ（児湯）　　　　１００１０００−２
ＪＡ共催連宮崎（宮崎）　　００００１００−１

羅生門（小林）　　　　　　４３０１２−１０
ランディ（延岡）　　　　　０１０００−　１（五回コールド）

はまゆうＤＲＥＡＭ　　　　０００００１−１
デンソー宮崎（宮崎）　　　１００３２×−６（六回時間切れ）

▽準決勝
高鍋クラブ　　　　　　　　０００００００００−０
南郷クラブ　　　　　　　　０００００００１×−１

デンソー宮崎　　　　　　　０００００００−０
羅生門　　　　　　　　　　６０１００１×−８（七回コールド）

▽決勝
南郷クラブ　　　　　　　　００２０１００１０−４
羅生門　　　　　　　　　　０００００１０００−１
▽二塁打＝甲斐龍２（南）
［評］南郷クラブは三回、小山が出塁すると続く甲斐龍が二塁打を放ち、２死二、三塁の好機に。後続の中田の打席で失策も重なり２点を先制した。五回には中田、八回には水元の適時打で１点ずつ追加し、そのまま逃げ切った。投げては小山が１点に抑え完投した。羅生門は六回に１点を返したが、以降は続かなかった。