２年ぶり４７校のトーナメント

本紙掲載日：2021-07-08

7面

１０日開幕、第１０３回全国高校野球選手権宮崎大会

◆挑戦者精神上位に迫る－延岡

　１８３センチから振り下ろす直球が持ち味の夏田、キレのある変化球の石留の二枚看板が軸。タイプの違う２人で継投し失点を防ぐ。攻撃では池田、押方、柳田などが起点。秋の敗戦から打撃を強化し、好機に強くなった。長打も増え、春の大会では大量得点する試合も多く、上位校に迫る力を持つ。シードだが、挑戦者精神を忘れずに優勝を狙う。

◆守備からリズム全員野球－延岡商

　内外野ともに、守備判断が早く対応力に優れている。しっかり守ってリズムをつくる展開が理想。秋以降の打撃強化で力をつけ、３年生を中心に振れる選手が多い。主軸の髙木など当たれば外野を越す選手もいるが、夏はそう簡単に得点できない試合も多いだろう。小技を含め、機動力を生かした全員野球で得点を狙いたい。

◆走攻守高い総合力－延岡学園

　走攻守の三拍子がそろい、総合力が高い。攻撃では赤木、村上、伊藤のクリーンアップが軸。長打もある尼嵜、廣本、赤木がつないで得点するパターンが多い。投手を含めたセンターラインを中心に、守備も強固。捕球、送球が安定しており、無駄な進塁や失点を防ぐ。主戦は、本格派投手の須藤。１８７センチの長身から振り下ろされる変化球で三振に取る。

◆粘り強く目標は３勝－高千穂

　上位打線は長打が期待でき、好機にも強い。４月からワンバンゴーの練習に取り組み、高い確率で成功できるようになった。捕手の戸髙と遊撃手の江藤を中心に守備力も高まっているが、外野の捕球力が課題。投手が打ち取った球をどれだけ高確率でアウトにできるか。３勝し、８強入りが目標。粘り強く戦い、勝利をものにする。

２年ぶり４７校のトーナメント

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