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カヌーで川下り楽しむ−北川中1年生

本紙掲載日:2021-07-16
7面
カヌーをこぐ北川中の生徒たち

流域ネットが体験提供

 自然体験を通して地域の魅力を発信している延岡市北川町の市民グループ、北川流域ネット(矢野純一代表)は9日、北川支流の小川(こがわ)でカヌー体験会を行った。同市立北川中学校(永山貴久校長、55人)の1年生22人が川下りを楽しんだ。

 北川の自然と魅力、清流保全維持へ向けた人々の努力などを知り、地域に愛着と誇りを持ってもらおうと毎年実施。この日は松瀬集会所前から旧瀬口小学校前の河川約6キロのコースで行った。

 生徒たちは、川遊びに必須のライフジャケットと、万が一に備えヘルメットを着用。同流域ネットのメンバーからカヌーの基本的なこぎ方や転覆時の対処法などを聞き、1人1そうずつ準備されたカヌーに乗り込んだ。

 初めはバランスが取れず、流木やお互いのカヌーにぶつかるなど苦戦していた生徒たちも、次第に慣れ「気持ちいい」などと話しながら楽しそうにパドルをこいでいた。

 参加した高橋彩耶さん(12)は、初めてのカヌー体験を前に「自分たちが育った自然をたくさん知ることが楽しみ」と期待。流域ネットの矢野代表は「豊かな自然を心と体で感じてほしい。自然体験は安全なことばかりではないが、危険を乗り越えることも人生経験になる」と話していた。

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