夢叶え隊が発足−県北ジュニアダンサーを応援

出演１０チームを募集

◆９月にＹｏｕＴｕｂｅ発表会

　コロナ禍で発表の機会を失った子どもたちにステージを設けようと、「県北ジュニアダンサー応援!夢叶（かな）え隊」（右田佐知子代表、７人）が結成された。「音楽とダンスで地域の人たちに元気を届けたい」と意気込んでいる。

　昨年は、子どもたちの発表の場となっていた県北各地の祭りやイベント、スポーツ大会が、１年にわたり次々と中止になった。そこで今年１月、チアリーディングを習う娘を持つ右田代表（４１）が企画し、延岡市駅前複合施設エンクロス（幸町）で発表会を開催。踊る側も観客からも、久しぶりのステージが喜ばれた。

　今年もイベントの中止が相次ぐ中、「安心した環境で練習の成果を披露してほしい」と同隊を設立。右田代表の呼び掛けに、同市や日向市のインストラクター４人が協力し、子どもが一緒にチアリーディングを習っている母親２人も仲間に加わった。今月、申請していた延岡市のまちづくり支援事業に採択された。

　９月には「完全無観客!ＹｏｕＴｕｂｅダンス発表会」を開催予定。プロに撮影、音響、編集を依頼し、今冬の一般公開を目指す。また、小中学校のダンス教材としても活用してもらいたい考え。最終的には「ダンスで地域を元気にすること」を目標に掲げており、まずは「ダンスが好きな子もそうでない子もいい刺激になるのではないか」と期待する。

　同隊は１６日から、発表会の参加チームの募集を始めた。参加費は１チーム３千円で３１日まで。ただし先着１０チームで締め切る。学校やダンススクールなどの４人以上でチームを組む。小中学生が対象で高校生は要相談。右田代表は「コロナ禍でも同世代に見てもらうチャンス。ダンスでどれだけ人の心を動かすことができるか、練習の成果を試してみましょう」と呼び掛けている。

　エントリーは公式ＬＩＮＥ「県北ジュニアダンサーＹｏｕＴｕｂｅ発表会」から。また、同アカウント名の公式インスタグラムでも情報発信をしている。問い合わせは両アカウントか右田代表のメール（ｙｏｇａｉｎｎｏｂｅｏｋａ＠ｇｍａｉｌ．ｃｏｍ）まで。