夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
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「恋死に」興味深く−井上さん(延岡市出身)講話
9日に行われる第24回のべおか天下一薪能を前に、延岡市の市民協働まちづくりセンターでこのほど、今回の演目への理解を深める能楽講座が開かれた。
奈良県立万葉文化館指導研究員の井上さやかさん(50)=同市出身=が「万葉歌にみる死生〜葵上、橋弁慶の道しるべとして〜」と題してリモートで講話。「恋」と結び付けた、現代とは異なる「死」の表現を興味深く説明した。
万葉歌が歌われた奈良時代では、リアルな死を表現することは避けられており、死者を弔う鎮魂歌を送る場合にも、死をあからさまに表現することは避けられていたという。
その一方で、激しい恋を「恋死に(恋に死ぬ)」と表現して歌い、時に「これほど苦しい恋ならば、いっそ死んでしまいたい」という意味の、相手への脅し文句に使われていたという。
今回の同薪能で公演される能「葵上」では、光源氏の愛人である六条御息所が、激しい嫉妬から生き霊となって正妻の葵上に取りつく。
井上さんは「御息所は単に葵上に対して怒りをぶつけるだけではなく、その激しい怒りの炎は、実は自分自身をも焦がすような、それほどの苦しさであることが表現されている」。
また、「夢」は「肉体から抜け出た、魂にとっての現実」と捉えられていたため、井上さんは「生き霊の存在は決して不自然ではなかった」と当時の死生観を説明した。