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製炭指導者の会を結成−技術保存会の6人

本紙掲載日:2022-04-05
3面
後継者の確保、育成を目的に結成された「備長炭製炭指導者の会」

後継者確保、育成へ−美郷町

◆研修や体験、情報発信

 日向備長炭の後継者確保、育成を図ろうと美郷町備長炭製炭技術保存会(上杉貴敬会長)の有志6人が「備長炭製炭指導者の会」を結成した。新規就業希望者の研修受け入れや製炭見学、体験会などを行っていくという。

 美郷町は和歌山県、高知県と共に備長炭の日本三大生産地の一つ。同町では自生するアラカシを原木に使用し製炭している。特徴は「小窯(こがま」と呼ばれる設備で、本窯に入れた木を乾燥させる工程で、本窯の下に設けてある小窯を使って熱を送る。窯内の温度を徐々に上昇させることで肌つやのいい備長炭が出来上がる。

 見た目と火付きの良さから、関東、関西など大都市の料亭やうなぎ店、焼き鳥店といった幅広い飲食店から人気があり、県内外で高い評価を受けている。2021年2月には同保存会の備長炭製炭が県の無形民俗文化財に指定された。

 一方、高齢化などの理由により、生産者数、生産量ともに減少している。高まる需要に対し、約5割しか供給できていない状況にある。

 同保存会によると、現在所属している28世帯の生産者の平均年齢は64歳で、うち13世帯が70歳以上。十数年後には20世帯以下に減ることが予想されることから、「町の文化であり、産業である製炭業を残していくために、何かできることはないか」と3月22日に指導の会を結成した。

 指導の会では、地域起こし協力隊員を含む新規就業希望者の研修受け入れ、研修生の就業に向けた補助、備長炭製炭見学・体験会の開催、備長炭と製炭業に関する情報発信を行っていく。

 研修の受け入れでは、指導の会の6人がそれぞれの〃持ち味〃で指導する。

 「人と人なのでどうしても相性がある」と狩峰和彦理事。研修生や就業希望者は1カ月ほどかけて6人の炭窯を巡り、各人の技術や思考を学び、最終的には一人の指導者のもとで研修を行うという。

 また、町も指導会の取り組みをバックアップする。町産の日向備長炭のPRと新規就業者の確保のため、ポスターと動画を作成した。ポスターのQRコードを読み込むと動画が流れる仕組みになっている。動画は美郷町の公式ユーチューブからも見ることができる。

 狩峰理事は「28世帯中13世帯がIターン。取り組みは移住定住にもつながる。町と協働して就業希望者の受け入れやさまざまな情報発信を行い、技術と文化の後継者を育てたい」と話した。

 製炭の見学や体験、就業希望、指導の会などに関する問い合わせは農林振興課(電話美郷66・3605)へ。

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