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「想い」テーマに30点

本紙掲載日:2022-05-04
7面
吉村さんと作品「ヒトスジの想い」
四つの世界観で構成された約30点が展示されている

吉村俊祐さん(延岡)初の写真展

◆7日まで、にししなカメラ

 延岡市幸町の会社員、吉村俊祐さん(40)の初の写真展「想(おも)いの形」が4日から、同市大貫町のにししなカメラ(甲斐靖一社長)で始まった。7日まで。開場はいずれも午前9時30分〜午後5時。入場無料。

 吉村さんは写真歴約7年。娘を撮るうちに夢中になり、同カメラの写真教室で腕を磨いた。作品は「想い」をテーマに制作しており、独自の視点で撮影することも大切にしているという。

 こうした姿勢が評価され、数万人が応募する全国規模のニッコールフォトコンテストや明治安田生命のマイハピネスフォトコンテストなどで上位入賞を果たしている。

 同展では約30点を展示。ふとした瞬間にシャッターを押した「日常」、平和や環境問題を取り上げた「現実」、心象的な表現に仕上げた「想像」、朽ちゆく過程の美に焦点を当てた「芸術」の四つの世界観で構成されている。

 想像のセクションには、ニッコールフォトコンテストの最高賞に輝いた「ヒトスジの想い」など、淡い青を基調にした受賞作品が並べられている。美しい色使いに加え、メッセージ性豊かな作品群に引き込まれる。

 「プリントやパネルはすべて自分で準備しており、心を込めている」と吉村さん。「写真はほとんど延岡で撮影しているので、作品を通して延岡の魅力も感じてほしい」と来場を呼び掛けている。

◇セミナーも開催−テーマは「自分写真の魅力」

 吉村さんは5、7日午後1〜2時、同所で「自分写真の魅力」をテーマにしたセミナーも開く。参加費千円。予約はインスタグラム(ID・55shunsuke)から。両日とも残りわずか。

 セミナーでは、組み写真の作り方や作品になるシーンなどを吉村さんが解説。個性的な作品制作の方法が学べる。

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