みんなの食堂牧へ−クッキーなど

ダイナム宮崎延岡店−地域貢献で寄付

　パチンコホールのダイナム宮崎延岡店（延岡市川原崎町、吉田大吾店長）は２１日、同市牧町の牧公民館で活動する「みんなの食堂牧」（小川靖子代表）にクッキーとペットボトル飲料を４０セット贈った。

　ダイナムグループは生活困窮者など社会的弱者の支援を目的とした地域共生部門を設け、各店舗がそれぞれの地域で活動を展開。宮崎延岡店は市社会福祉協議会に相談した上で、市内６カ所の子ども食堂を支援していくこととした。

　贈呈式は同公民館であり、吉田店長と地域共生担当の高橋智さんが出席。クッキーは、障がい者就労施設カンナ工房（同市稲葉崎町）から購入したもので、吉田店長から目録を受け取った小川代表は「寄付していただき、大変ありがたいです。支援の輪が広がって、みんなの支援につながっていくといいです」と感謝した。

　式後には吉田店長と高橋さんが、子ども食堂で提供するメニューの調理や盛り付けなどの準備作業を手伝い、地元の人たちとの交流を深めた。

　みんなの食堂牧は２０１９年１２月に発足し、保育施設の職員有志や賛同する住民、学生ボランティアらスタッフ約２０人で毎月第３土曜日の日中に活動。規格外で出荷できない野菜を農家から提供してもらったり、個人や企業から寄付された食材を調理し、高校生以下は無料、大人には１００円以上の寄付を求め提供している。

　吉田店長は「少しでも地域の方に役立ててほしい。われわれもこの地域で働かせていただいているので地域に貢献したい」と話した。