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内倉真一郎さん(延岡市)−年内、個展がめじろ押し

本紙掲載日:2022-06-06
7面

業界、愛好家が注目する写真家−半年で写真集6冊今、成果披露の時

◆表現し続けること、それが自分の強み

 延岡市の写真家内倉真一郎さん(40)=内倉写真舘社長=が、今年1月からの半年間に、毎月1冊という驚異的なペースで計6作品の写真集を発表した。5月から11月にかけては、全国各地でそれら新作に焦点を当てた個展が随時開催され、業界や愛好家に注目されている。

 現在は「東京写真月間2022」の国内企画展「地域との共生」の一環として、東京都港区のキヤノンオープンギャラリー1で「Collection―Miyazaki(コレクション・ミヤザキ)」を開催中。5会場に8人の作家が出品しているが、同所は内倉さんの作品のみが展示され、「写真の日」の1日にはオープニングセレモニーに招待出席した。

 並行して3日からは、同じく港区のKANAKAWANISHIPHOTOGRAPHY(カナ・カワニシ・フォトグラフィー)で個展「忘却の海」が開幕。7月2日まで。初日には写真評論家のタカザワケンジさんとのトークイベントも開かれた。

 同会場では引き続き7月9日から、作品を入れ替えて新作個展を開催。こちらも8月6日までと約1カ月間を予定しており、ギャラリーを挙げた内倉さんの特別展となる。

 9月3日から10月8日にかけては大阪市のブルームギャラリーが個展を計画。ファンに向けた内倉さんによるポートレート撮影の特典企画もあるという。また、11月には「写真の町」を掲げる北海道東川町でも、キヤノンオープンギャラリーと同じテーマでの個展を計画している。

 新型コロナウイルス感染拡大で写真業界も大きく影響を受ける中、昨年は新たな作品づくりの撮影と写真集の制作活動に没頭。それに合わせた個展の計画も詰めていくなど、精神力と体力を注ぎ込んだ。個展の準備は額装だけでも4カ月を費やしたという。そして、新型コロナによる行動制限の緩和も追い風となり、成果を存分に披露する今年下半期を迎えた。

 内倉さんにとって個展は「ミュージシャンで言えばライブのようなもの」。音楽家が新しいアルバム作品を引っ提げてツアーを行うように、「個展を開くことで写真集も見てもらえる」大切な表現の場だという。

 一方で地域の写真館としての仕事にも妥協せず、安心して来店してもらえるよう、新型コロナワクチンは3回目接種を済ませ、県外の個展会場から戻るたびに検査を受けて〃陰性〃を証明。出張先では会食をせず、コンビニエンスストアで飲食物を購入してホテルで過ごしているという。

 スタッフを抱える写真館の経営、2人の子どもを育てる父親として家庭との両立も大切にしている。その中で18歳の頃から打ち込む芸術写真に対しては、「いろんな作家が活躍しているが、自分はずば抜けた才能を持っているわけではない」と冷静に分析する。

 それでも、「天才と言われる作家と対等に立ち向かうことができる強みは、絶対に諦めず撮り続け、自分が何に出会ってどう感じ、どう伝えたいかを表現し続けること」と内倉さん。「アートというと気難しい感じだが、やっていることはスポーツマンと一緒。絶対に諦めない。作品は自分の子ども(分身)。絶対に輝かせたい」と熱を込める。

 現在開かれている個展では、延岡の海岸へ足しげく通って撮影し、朽ちゆく漂着物のドラマを紡ぎ出した最新作が特に注目されており、内倉さんの次なる作品づくりへの期待は高い。

 全国各地から要請を受けて続けられている個展に際し、「とてもありがたい話で、五つの個展を無事、大盛況に開催できるよう気合を入れ、写真集を多くの人に手に取ってもらえるよう頑張りたい」と意気込んでいる。

=写真はいずれも内倉さん提供=

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