多様なゲーム通し交流

幅広い世代共に楽しむ

　パソコンを使ったものからアナログのものまで幅広い種類のゲームを集め、交流を楽しみながら対戦するイベント「サマーゲームフェスティバル」が２０、２１日、延岡市幸町の市コワーキングスペースであった。小学生から一般まで、互いに教え合いながらゲームを楽しんだ。

　同スペースを運営するＡＴＯＭｉｃａ（アトミカ）主催。同社は、仕事や勉強の場として使うことが多い同所を、利用者同士が交流するコミュニティーの場にもしたいと、地域で活動する人の交流会、マーダーミステリー会などを定期的に開催している。

　今回は夏休み中の子どもを含む、幅広い年代の人に楽しんでもらおうと企画。市内でゲームに関するイベントを開催する２団体が、パソコンやゲームソフト、世界各地のボードゲームなどを持ち寄り提供した。

　初日は開始時刻から続々と来場し、好きなものや興味のあるゲームに挑戦。大人から子どもがゲームの仕方を教わったり、親子で楽しんだりする姿も見られ、終始和やかな雰囲気だった。

　企画したアトミカの小田洸さん（３４）は「世代関係なく楽しみ、盛り上がっており、（ゲームという共通の趣味をきっかけに）ビジネスのつながりも生まれている」と手応えを感じた様子。

　ゲーム提供や運営を担った「おっさんゲーマー友の会」の玉置一幸代表（４０）は「オンラインゲームはあるが、新型コロナの影響でオフラインで対戦する機会は少なく、やりたかった。いろんな方に来てもらえて成功です」、延岡ゲームサロンプロジェクトの木村慎平さん（３５）は「幅広い世代が同じ空間で遊んで、いいイベントだと思った。声を掛けていただいて良かった」と話した。