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20世紀の巨匠名画22点

本紙掲載日:2023-01-25
1面

延岡城・内藤記念博物館−開館記念特別展

◆2月11日から3月21日−ピカソやダリなど

 延岡市の延岡城・内藤記念博物館は2月11日から3月21日まで、開館記念特別展「20世紀の巨匠―モダンアートに生きるヒト―」を開催する。美術館機能を併せ持つ同博物館初の美術展。宮崎県立美術館が所蔵する作品の中から、「ヒト」をテーマにピカソやダリなど20世紀を代表する芸術家の名画22点を展示する。

 同博物館は、市が旧内藤記念館跡に再整備し、昨年9月に開館した郷土の歴史民俗博物館。国が国宝や重要文化財の公開に適していると認める「公開承認施設」を目指している。再整備に伴い、貴重な歴史資料を収集・保存・活用するために必要な設備が整ったことで、名画の展示も可能になった。

 県立美術館は、郷土出身作家や本県にゆかりのある作品、海外の優れた作品などをテーマに沿って収集。西洋の美術作品については、特に20世紀に制作された名品を数多く所蔵している。

 特別展のキャッチコピーは「20世紀美術の巨匠が延岡城・内藤記念博物館に集う!ピカソやダリ、マティス等が描く人間(ヒト)の本質とはいかに」。作品展示を序章、第1〜6章で構成し、柔らかな光にあふれた印象主義とポスト印象主義を比較鑑賞できるようにするほか、幻想世界を描いたシュルレアリスム、ピカソなど各章ごとに、芸術家が描いた作品を紹介する。

 観覧料は一般500円、高大生300円、中学生以下無料。マイナンバーカードを提示すると、観覧料が一律100円引きとなる。

 開館時間は午前9時〜午後5時(同4時30分受け付け終了)。毎週月曜日休館。月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日が休館となる。3月20日は特別開館。

 期間中はまた、2月19日午後2時から、同市本小路のカルチャープラザのべおか3階ハーモニーホールで特別講演会が開かれる。講師は宮崎大学副学長の石川千佳子氏、テーマは「あなたの隣のモダンアート〜『気難しいヒト』から『なかなか面白いヒト』〜」。参加無料。定員は先着200人。事前に申し込みが必要。

 参加申し込み、問い合わせは同博物館(電話延岡21・7110)まで。申し込みは同博物館ホームページ内の入力フォームからも受け付けている。

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