ワクチン配分−県、段階的に接種準備
本紙掲載日：2021-03-05
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医療従事者に優先順位
県は４日、医療従事者向けの新型コロナワクチン配分の優先順位の基本的な考え方を示した。コロナ患者と接する可能性が高い職場から、段階的に接種を行うよう準備を進める。同日の新型コロナウイルス感染症対策協議会で示した。
県内では５日から、新型コロナ入院患者を受け入れる全施設の医療従事者約１万１０００人の接種が開始。今月中に２回目分のワクチンが届く予定になっている。
一方、国は６月末までに、優先接種する医療関係者約５万人の２回目接種分を配布するとしているが、来月以降の見通しは示していない。
このため、県は配分後、円滑に接種する準備を進めるため、医療従事者への優先順位をつけた。
�〇慊螳緡典ヾ悄ζ�院協力医療機関の医療従事者（今月中に開始予定）��救急医療で新型コロナ患者に接する可能性がある医療従事者＝救急告示医療機関、救急隊など��上記以外で、新型コロナ患者に接する可能性がある医療従事者＝診療・検査医療機関、保健所など�い修里曚�の病院・診療所、歯科診療所、薬局、訪問看護ステーションなど─。
ただ、実際の接種は地域の実情に合わせ、県や各郡市医師会の運用により実施するという。
委員からは、「医療従事者向けの接種が、一般向けのシミュレーションになる。配布スケジュールはできるだけ早く周知してほしい」「ワクチン接種の場でクラスターを発生させるわけにはいかない。接種が済んだ医療従事者が、接種を行えるように」などの意見があった。