４月中旬以降にワクチン接種券

６５歳以上、開始は供給量に応じ−日向市

　日向市の十屋幸平市長は８日開会した市議会一般質問で、新型コロナウイルスワクチンの６５歳以上の高齢者への接種について、「４月中旬以降に接種券を送る準備を進めているが、接種開始時期についてはワクチン供給量に応じて、日向市東臼杵郡医師会と協議を行いながら、態勢が整い次第、案内していく予定」と述べた。

　接種態勢については「協力医療機関で接種する『個別接種』を基本とし、市内１会場での『集団接種』を併用して行っていく方向で、医師会や関係機関と協議を進めている」と、黒木万治議員（日本共産党）に答弁した。

　また、黒木議員の再質問では柏田武浩健康福祉部長が答弁した。ワクチンの配分見込みについて、「県からの通知では、確定分としては４月１２日と同１９日の週に１箱ずつ。５００人分の２回分と基本的に考えている」。市が関係する分の接種順位は「６５歳以上の高齢者、基礎疾患を有する人、それ以降に６４歳以下の人の順番」と述べた。同市の６５歳以上の対象は１万９５００人という。

　接種までの流れについて「市から市民に接種券を送付し、その中に予約法などの案内文を同封する。接種券に明記している番号を基に、コールセンターもしくは市のホームページ、ライン（無料通信アプリ）のアプリなどを使って予約をしてもらおうと考えている」。ワクチンの取り扱いについては「６５歳以上の高齢者の接種分以降は今のところ、市の方で一括して管理したいと考えている。予約状況に応じて各協力医療機関に配分したい。今後、国や県の動向を見極めながら、医師会と協議して進めたい」と述べた。