新型コロナ−感染者１５７６人、死亡２１人
本紙掲載日：2021-03-26
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県が第３波を総括−１１月１５日〜３月７日の１１３日間
◆全国、第４波の兆し−知事、強い緊張感を
県は２５日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、第３波を総括した。河野知事は「全国的にリバウンド（感染再拡大）、第４波の兆しが見られる。強い緊張感を持つ必要がある」とした上で、今後は県内で兆しがあれば、より早く行動要請を発出するとの方針を示した。
県のまとめによると−、第３波の期間は、昨年１１月１５日から感染拡大緊急警報を解除した３月７日までの１１３日間。この間、１５７６人が感染し、高齢者２１人が亡くなった。
第２波の５５日と比べ期間は約２倍、３４５人だった感染者は、その約４・５倍。県外由来を端緒に、年末年始の帰省も相まって、家庭内感染、高齢者施設を含め２２件のクラスターが発生した。
ピーク時は最大で重症者１０人、入院者１０２人、１１８人が宿泊・施設療養、自宅療養２５８人。「一時は深刻な医療提供態勢の機能不全の恐れがあった」−とした。
一方で、第３波では全国で最初に独自の緊急事態宣言を発令したことで全国に先駆けて感染者が減少。医療関係者の尽力などにより死亡率は１・３％と、感染者に対して死者の増加は抑えられたと総括した。
今後は、兆しがあった場合に、接待を伴う飲食店や高齢者施設などでのスクリーニング（早期探知）など検査態勢や、医療提供態勢の充実を推進する。
また、緊急事態宣言など行動要請はさらに一歩早く発令。延長することがないよう期間を３週間に設定することなどを確認した。
河野知事は「人の多い時期に全国的にリバウンドの兆しがある。県外から持ち込まれるリスクが高まっている」として、�，気気い壁�邪の症状でも、すぐに身近な医療機関を受診。できる限り出勤や外出を控える��感染拡大地域での会食や、県外から転勤や引っ越しなどで来県した人との会食に厳重な注意─をと、喚起した。