壁画をリニューアル−塩浜地下横断歩道
本紙掲載日：2021-03-31
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南中校区青少協−児童生徒が描く
延岡市の南中校区青少年健全育成協議会（大村謙司会長）は２７日、地域の生活道路として利用されている「塩浜地下横断歩道」の壁画をリニューアルする作業を行った。愛宕山から緑ケ丘地区を眺める様子をデザインしたもので、南中、緑ケ丘小、南小の児童生徒たちがペンキで描いた。
地下道は国道１０号の平原町交差点付近の地下にある。同協議会によると、地下道にはトンネル内を明るい雰囲気にしようと１９９８年から５、６年ほどかけて描かれた壁画が２３枚ある。経年劣化で色あせてきた壁画もあるため、２３枚のうち９６年のアトランタ五輪を描いた壁画１枚をリニューアルすることにした。
新壁画をデザインしたのは南中美術部の中尾瑠莉さん（１年）。愛宕山の展望台から同校がある緑ケ丘方面を眺めている女子生徒を描いたもので、「延岡は自然がたくさんある。象徴である山、川、海を描きました」という。
中尾さんのデザインを元に、�圍粥Γ汽瓠璽肇襦⊇庁院Γ献瓠璽肇襪乏搬隋Ｆ鄰翦�術部１５人、緑ケ丘小と南小の代表児童各４人がペンキで描き始めた。
午前９時に作業がスタートすると、児童生徒たちは筆やはけを使って海や山、道路、家などを描き始め、細かな表現は自身の指や軍手を使うなど工夫しながら仕上げていった。
約３時間で完成。できあがった壁画を見た中尾さんは「自分のデザインが選ばれたことにびっくりしたが、ここを通る人たちに見てもらえると思うとうれしい」と話した。