Ｅｎｊｏｙ！家トレ（１６）ｔａｒｚａｎ協力

本紙掲載日：2021-05-08

8面

運動習慣、感染症対策にも

　今回も「引き締め」をテーマにした運動です。

　前回も紹介した通り、全身を引き締めるには、できるだけ大きな筋肉もしくは多くの筋肉を使うことが効果的です。そうすることで筋肉量の増加につながるほか、代謝がアップするため、太りにくい体になっていきます。

　また、新型コロナウイルス対策としても運動習慣は重要です。筑波大学の久野研究室による政府提言によれば、運動習慣者は市中感染リスクが３１％低減し、感染症による死亡（主に肺炎）リスクは３７％減少するとされています。このような時期だからこそ、自宅やオフィスでできる運動を取り入れて感染症対策に取り組みましょう。

　一つ目の運動は、ヒップアップのための「ヒップアブダクション」です。美しいヒップラインを作ることでウエストラインも強調され、全体的なスタイルも良くなります。ヒップアップだけでなく、歩いたり走ったりする際のバランスも良くなります。

　二つ目は、二の腕や背中の筋肉を引き締める「リバースプッシュアップ」です。中でも上腕三頭筋いわゆる二の腕は、日常生活の中で使われる機会が少ないため、衰えやすく脂肪も蓄積しやすい部位となっています。薄着の季節に向け、ぜひ取り組んでほしいトレーニングです。
（フィットネスクラブ「ターザン」・塚元秀樹）

◆ヒップアブダクション

　横向きに寝た状態で、下の足の膝を後ろに軽く曲げます（写真①）。上の足は真っすぐ伸ばしたまま、反動を付けずにお尻の筋肉を使いながらゆっくりと上下運動します。（写真②）。体勢を入れ替え、同じこの動作を繰り返します。目安は１０～１５回ずつを３～５セットです。

◆リバースプッシュアップ

　背中側に置いた椅子の座面に両手を付き、写真①のような体勢を取ります。そこから肘を屈伸させるように上下動を繰り返します（写真②）。二の腕と肩の筋肉で体を支えるように意識しましょう。負荷の強度は膝の角度で調整します。目安は８～１５回を２、３セットです。

運動時の注意点
・体に痛みやきつさを感じる時は無理をしないようにしましょう
・回数、セット数は体力に応じて調整しましょう
・椅子を使う場合は強度の高いものを使用し、滑りにくい場所で行いましょう

◆お知らせ

　ターザンでは、フィットネス産業協会の定めた感染拡大対応ガイドラインに加え、より厳しい基準を定めた独自の感染予防対策を徹底した上で施設を運営しています。ご不明な点やお問い合わせなどがある場合は気軽にお問い合わせください。（電話延岡２２・１１３３）