コノハナロードに花植栽

サタデースクール子どもら楽しく−延岡

　「遊ぶこと＝学ぶこと＝生きること」をコンセプトに、毎月第２土曜日にオープンする１日スクール「遊ビバ学ビバサタデースクール延岡」（森年樹代表）は８日、延岡市野地町の五ケ瀬川右岸側堤防（コノハナロード）であり、市内の子どもらが花の植栽などを楽しんだ。

　同スクールは、同市浦城町の旧浦城保育所を拠点に昨年からスタート。毎回さまざまな遊びのメニューを用意し、「いつ来て、いつ帰ってもいい」スタイルで、自由に遊ぶ場になっている。

　今回は「ボランティアの手伝いをしてみよう」と、コノハナロードを管理、整備するＮＰＯ法人コノハナロード延岡市民応援隊（松田庄司理事長）の協力で、花の植栽を体験。参加者は同隊の会員らに教わりながら、五ケ瀬大橋南詰めの駐車場にある花壇にナデシコの苗を植え付けた。

　土々呂小４年の重黒木智哉さんは「道路を通る時に、植えた花を見るのが楽しみ」とお礼の言葉。松田さんは「あれは自分が植えた花だぞって見に来て。機会があればまたぜひ花を植えて」と呼び掛けた。

　松田さんによると、最近は企業などから「ここで何かしたい」という声も多くなり、「一年中、世話をするのは大変な部分も大きいので、植えてくれるというのはとてもありがたい」と話した。

　参加者はこの後、アクリル絵の具で絵を描いた石を置いたり、隠したり、持ち帰ったり、他の人の物と交換したりするオーストラリア発祥の遊び「ＷＡＲＯＣＫ（ワロック）」を楽しんだ。大人も子どもも関係なく、夢中になって筆を走らせ、オリジナルの石を完成させていた。