ドローン検定３級講習、一般対象に説明会

教習所延岡学園校−今年度から開講

　延岡市大峡町の延岡学園高校（佐々木雅彦理事長、柳田光寛校長）はこのほど、今年度から開講する一般市民らを対象とした無人航空機「ドローン」検定３級講習の説明会を開いた。７人が参加し、同校教諭で公認指導員の吉村竜太朗教諭が資格の重要性、講習内容、日程など概要を説明した。

　同校は、２０１９年１１月に吉村教諭らが公認指導員の資格を取得。さまざまな分野で導入が進むドローン資格従事者を養成し、生徒の就職活動などに生かそうと、昨年６月に「ドローン教習所延岡学園校」を開校した。昨年度は、普通科総合コース工業専攻の希望者５人全員がドローン検定３級に合格した。一般講習は、市民からの要望を受け、地域貢献の一環として実施。県の認可も受けているという。

　説明会では、吉村教諭がドローンの基礎知識や法令を学ぶ座学、パソコンを使ったシミュレーション訓練、操縦技術を身に付ける実機訓練など資格取得までのカリキュラムを解説。「ドローンを飛ばすためにはルールがあり、国への申請が必要な場合もある。資格を取得して安全に飛ばしてほしい」と呼び掛けた。

　説明会後、ほとんどの参加者が入校を申し込んだ。開講日や日程は、各自の希望を踏まえた上で決定するという。

　柳田校長は「年齢や性別に関係なく誰でも受講でき、校内で行うため天候に関係なく実施できる。短期間での取得、早急な開講など可能な限り対応したい」と話した。同校によると、入校は随時受け付ける。希望者には個別の説明も行うという。問い合わせは同校（電話延岡３３・３２２７）。