国文祭・芸文祭、３日開幕

延岡市２会場でスタート−１０月１７日まで

◆地域の特色生かし約１４０プログラム

　「第３５回国民文化祭・みやざき２０２０」（国文祭）と「第２０回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」（芸文祭）が３日、県内を会場に開幕した。１０月１７日までの１０７日間、それぞれに地域の特色を生かしながら約１４０プログラムが行われ、障害のある人もない人もすべての人が文化や芸術を楽しむ機会が創出される。ともに宮崎県で開かれるのは初めて。昨年予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。（７面に関連記事）

　開会式は３日午後、宮崎市のメディキット県民文化センター演劇ホールで開かれた。延岡市出身の元競泳選手・松田丈志さんが総合司会を務めたほか、バレエダンサーの西島数博さん（日向市出身）ら県ゆかりのアーティストが出演し、キャッチフレーズ「山の幸海の幸いざ神話の源流へ」を印象深く発信。文化芸術活動に取り組む県民も多数出演した（詳細は後日掲載）。

　各市町村では期間中、地域の特色を生かした「分野別フェスティバル」が開かれる。このうち１７プログラムを予定している延岡市では３日から、「出逢（あ）いの聖地のべおか巡り」と「のべおか秋色のおもてなし」の２プログラムがスタート。これに合わせ、同フェスティバルのオープニングセレモニーが３日午前、イベント会場の愛宕山展望台と駅前複合施設エンクロスであり、読谷山洋司市長ら関係者が出席し、パネルと迎花が除幕された。