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▽L サイズ 1枚 300円
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(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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開会式、フェスティバル−宮崎市
◆知事、コロナ禍からの復興の光に
第35回国民文化祭・みやざき2020と第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会(国文祭・芸文祭みやざき2020)の開会式が3日、宮崎市のメディキット県民文化センターで開かれた。天皇・皇后両陛下がオンラインで出席される中、豊かな自然に育まれた神話や文化など宮崎の魅力を県内外に発信した。(3、7面に関連記事)
総合司会はオリンピック3大会連続でメダルを獲得した元競泳選手の松田丈志さん(延岡市出身)が担当。新型コロナウイルス感染防止対策のため、開会式は会場の収容人数(1200人)の約半数に当たる500人に絞り込んで開催された。
冒頭は、県内高校生による合唱や書道などを組み合わせた熱いパフォーマンスで幕開け。黒木颯さん(日向高校)や鬼塚陽奈さん(五ケ瀬中等教育学校)、東原万結さん(同)ら11人が短歌を朗読し、延岡学園吹奏楽部は映像で迫力の演奏を届けた。
式典では、実行委員会会長の河野知事が「大会が本県文化の魅力を県内外そして未来へ力強く発信する機会となり、多くの人に前に進む勇気や元気を与え、コロナ禍からの復興の光、現代の『天岩戸開き神話』になることを願う」とあいさつ。
天皇陛下は、「文化芸術の持つ力により人々の心に安らぎを与え、困難な状況を乗り越えていくためのエネルギーを生み出す場として、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭が大きな役割を果たすことを期待しております」と述べられた。
開会宣言後のメインイベント「フェスティバル」は、古事記・日本書紀や神話、郷土の歌人若山牧水をテーマに、豊かな自然の恵みに感謝し、人の営みが脈々と続く宮崎のルーツを探る旅を物語で表現した演劇が公開され、県民や県内出身者、本県にゆかりのある人ら約150人が躍動した。
県立芸術劇場理事長の佐藤寿美さん(延岡市出身)が総監督、ダンサー・振付家の荒武治実さん(同)が演出・振り付けを担当し、国内外で活躍するバレエダンサーの西島数博さん(日向市出身)らが出演。歌と踊り、音楽、美しい照明効果で客席を魅了した。
牧水の母校・日向市立坪谷小学校児童は牧水の短歌を元気に詠唱、二上神楽保存会(高千穂町)は高千穂の夜神楽を、興梠則夫さん(同)は「刈干切唄」を披露。延岡市内三つのダンススクールの選抜メンバーによるスペシャルユニット「D・R・C」は切れのあるダンスで会場を盛り上げた。
宮崎初開催となる大会は「山の幸、海の幸、いざ神話の源流へ」をテーマに10月17日まで107日間行われ、「記紀・神話・神楽」「宮崎国際音楽祭」「若山牧水」「宮崎の食文化」などフォーカスプログラムのほか、県内26市町村で特色を生かした約140事業が予定されている。昨年開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた。
河野知事は「新型コロナで大変な状況だが、大会は宮崎が育んだ文化の魅力を県民が見つめ直し、県外に発信していく事業だと考えている。これから107日間にわたり県内市町村と一緒になって大会を盛り上げていきたい」と話していた。