延岡新興の母野口遵の漫画副読本
本紙掲載日：2021-07-14
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東小で贈呈式−野口顕彰会
◆２８小学校４年生全員に
旭化成の創業者で延岡新興の母とたたえられる野口遵の顕彰活動を続ける野口遵顕彰会（吉玉典生会長）は８日、同氏の生い立ちや功績などを記した副読本「のべおか新興の母野口遵」（漫画版）の贈呈セレモニーを延岡市立東小学校（�雕衆貪姐残后■毅苅運諭砲嚢圓辰拭�４年生１０６人に１１５冊を贈った。
野口遵の科学者としての姿、世界的な事業者としての発想、たくましい行動を学び、延岡が発展する礎となった功績など知ってもらおうと毎年市内の小学校に贈っている。
セレモニーでは、米田昌樹副会長（旭化成延岡支社総務部長）からクラス代表の高橋星梨奈さん、才原結仁さん、猪須琴葉さんに副読本が手渡され、「本を読んでしっかり勉強します」などと述べながら受け取った。
児童を代表して才原さんが「野口遵についてもっと勉強し、みんなにも教えたい」とお礼。米田副会長は「授業などでこの本を読み、今後に生かしてほしい」と呼び掛けた。
同副読本は、野口遵顕彰会が２００３年に縮刷版を作成し、０５年から市内の小中学校へ配布を開始。１５年に小学生でも親しめるようにと、漫画版を作成した。今年度は市内２８小学校の４年生全員に１１８７冊を贈る。
副読本を受け取った猪須さんは「写真を見たことがあり、野口遵の名前は知っていた。漫画を読んで頑張って勉強したい」と話していた。