ワクチンの接種率向上へ

日向商工会議所−活動方針などを確認

　新型コロナウイルスワクチン接種の推進を図ろうと日向商工会議所（三輪純司会頭）は７日、同市上町の日向商工会館で合同会議を開き、接種率向上へ向けた活動方針、取り組みなどを確認した。

　この日は、常議員、青年部、女性会の役員ら約３０人が参加。冒頭、三輪会頭は「命と経済の両輪をしっかりと回す必要があり、ウィズコロナが大事。ワクチン接種は大事な人を守り、社会経済の再生を目指す第一歩になる。社員、その家族などに接種を呼び掛けてほしい」とあいさつした。

　続いて、同会議所の清水邦彦専務が活動方針、ワクチン接種の加速化に向けた取り組みの経緯、予定などを説明した。清水専務は、ワクチン接種率を高めることが日向市の再生、経済の再生につながると強調。その上で、接種率の向上に向けた啓発、科学的根拠に基づく適切な情報の発信、中小企業や小規模事業者への支援継続の要望などコロナ禍の克服、経済活性化に向けた取り組みを解説した。

　意見交換会もあり、会員からは「ワクチン供給量は十分にあるのか」「日向市の接種率は低いと聞いている。原因は」「接種しないと決めた人を説得するのは難しい」「社内で２回目の接種を受けた人に、報奨金を出そうと思っている」など疑問や意見、接種促進に向けた具体策などが出された。

　結びに三輪会頭は「接種をしない人にも理由があると思うが、自分が接種することで世の中の役に立つということを改めて考えてほしい。地域経済のためにも市と力を合わせて取り組んでいきたい」と話した。