延岡２０・４メートル、強風吹き荒れる−２４日

高千穂１０・１メートル−１月で最も強い風を観測

　県北地方では２４日から２５日にかけて、冷たい強風が吹き荒れた。高千穂ではきのう午後１時６分までに、１９７７年の統計開始以来、１月としては最も強い日最大風速１０・１メートル（北西）を観測。延岡でも同３８分に最大瞬間風速２０・４メートルを観測した。
この影響で、延岡市消防本部、延岡警察署にはきのう日中から夕方にかけて、数件の出動要請があった。

　２４日午後２時５分ごろ、中川原町では、交差点で歩いていた高齢女性が、強風にあおられ転倒する事故が発生。頭をけがし病院に搬送されたが、命に別条はなかった。

　また、強風で勢いよく開きすぎた車のドアが、隣の車体に当たってしまったという通報が９件。「看板、小屋が飛ばされそう」「電線にビニールテープが絡まって危ない」との通報もあったが、いずれも事故や停電にはつながらなかったという。

　２４日と２５日の県北地方の日最大風速は次の通り（カッコ内は最大瞬間風速）。

【２４日】高千穂＝１０・１メートル（２０・３メートル）▽延岡＝８・７メートル（２０・４メートル）▽古江＝８メートル（１８・８メートル）▽日向＝７・７メートル（１７・１メートル）▽鞍岡＝５・７メートル（１８・６メートル）▽神門＝４・１メートル（１４・７メートル）

【２５日（午前１０時まで）】高千穂＝６・４メートル（１６・４メートル）▽古江＝６・３メートル（１４・７メートル）▽延岡＝６・１メートル（１０・４メートル）▽鞍岡＝５メートル（９・７メートル）▽日向＝４・１メートル（１１・２メートル）▽神門＝２・６メートル（６・６メートル）