善行生徒３人を表彰－門川町

本紙掲載日：2021-03-05

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安田町長「これからもお手本として」

　門川町の２０２０年度善行児童生徒表彰式はこのほど、同町南町のクリエイティブセンター門川であり、学校や地域での生活態度、ボランティア活動などが高く評価された門川中学校１～３年生３人を表彰した。

　安田修町長は、３人には思いやりがあり、周りから信頼を得ていることなどの共通点があるとし、「これからもみんなの手本として喜び、優しさにあふれる学校生活を送ってほしい」とあいさつ。

　受賞生徒代表の請関結菜さん（１５）＝３年＝は、今年度から町内の中学校が門川中だけとなり、地域との関わりがさらに必要になってくると考え、ボランティアクラブを発足したことを紹介。「高齢者施設へのメッセージカード作成や手話教室などの活動を通して地域の方々の温かさや地域と関わることの大切さを学ぶことができた。これからも地域との関わりを大切にし、地域に貢献できるような人になりたい」と述べた。

◆最優秀賞に渡邊教諭（門川中）－教育実践研究報告書

　教育実践研究報告書の表彰式も併せて行われ、最優秀賞には門川中の渡邊祥吾教諭（２９）が選ばれた。

　音楽を指導する渡邊教諭の報告書題は「コロナ禍における新しい生活様式に基づいた全校合唱活動の実践」。〃リモート合唱〃として、全１４クラスの合唱と吹奏楽部の演奏を撮影した後、編集を行い、文化祭のフィナーレで上映した。

　受賞に際し、「生徒や先生方の協力に感謝したい。生徒に『唯一、全校生徒が一体になれた時間だった』と伝えてもらったことがうれしかった。次は卒業式用に撮影、編集を計画している」と話した。

　表彰式では、安田町長が受賞教諭らに「子どもたちは先生方の教育に対する真摯（しんし）な姿を見ながら成長していく。これからも子どもたちに夢を与え、一人一人を大きく包んでいってほしい」と呼び掛けた。

　表彰を受けた生徒と受賞理由、教諭らは次の通り。

【善行児童生徒表彰者】
▽小城環太（門川中１年）＝校内外を問わず、時と場に応じたあいさつや言葉遣いができ、周囲への指導を行う姿も。地域からも信頼される存在であった。
▽金丸舜（門川中２年）＝生徒会活動や社会活動で活躍。社会福祉活動では、地域でエコキャップ回収を呼び掛けたりしながら、地域と学校をつなぐ役割を果たした。
▽請関結菜（門川中３年）＝発起人としてボランティアクラブ「Ｈａｐｐｉｎｅｓｓ」を校内の有志と共に立ち上げ、部長としてその活動に尽力、地域からも高い評価を受けた。

【教育研究論文】
▽最優秀（町長）賞＝渡邊祥吾（門川中教諭）▽優秀（町議会議長賞）賞＝髙橋亮一（草川小教諭）▽同（副町長賞）賞＝土井美佳（草川小栄養教諭）▽優良（教育長）賞＝宮本元子（門川小栄養教諭）押川清憲（草川小主幹教諭）▽特別奨励賞＝岡崎裕也（門川中教頭）▽佳作＝澤野さよ子（門川小指導教諭）加藤亜季（門川小教諭）児玉晃太（五十鈴小教諭）渡辺智彬（五十鈴小教諭）河野靖司（門川中教諭）河野和子（門川中教諭）