県、レベル２に引き下げ

本紙掲載日：2021-03-06

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新型コロナ対策本部会議

◆４月まで拡大防止強化月間

　県は５日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、８日から感染拡大緊急警報を解除。警報レベル２（特別警報）に引き下げることを正式決定した。３、４月を感染拡大防止強化月間と指定し、「人の移動が多い時期。感染再拡大を防ぎ、円滑なワクチン接種が進むよう感染防止対策の徹底」を呼び掛ける。期間は国の緊急事態宣言解除の日まで。

　県外との往来は、国の緊急事態宣言が出されている１都３県は「不要不急の往来自粛」。人口１０万人当たりの新規感染者が５人以上の感染流行地域は「往来は必要性を十分に判断し、慎重な判断を」。同じく２・５人以上の感染注意地域は「往来は、感染防止に十分な注意を」とした。

　また、会食は「みやざきモデル」の徹底を励行。高齢者や基礎疾患がある人、高齢者施設、医療機関の従事者には「会食は、家族などいつも一緒にいる身近な人に限る」と要請する。

　イベントについては、「大声での歓声・声援ありは収容率５０％以内、なしは収容率１００％以内」という国の基準に合わせる。

　河野知事は「第３波までの教訓を生かし感染再拡大を防ぎ、円滑なワクチン接種を進めることで、コロナの収束に近づく。県民には感染防止の基本の徹底と、順次進めていくワクチン接種への理解、協力を」と、呼び掛けた。

　県民へのお願いは次の通り。

①「マスクを外さないで！マスクを外すときは会話をやめて！」特に職場での休憩や食事の時間等に注意を

②「新しい生活様式の実践を！」特に高齢者や基礎疾患がある人と接する場合は注意を

③「県外との往来は慎重に！」緊急事態宣言等の対象地域への不要不急の往来は引き続き自粛を。当面は県内観光・平日旅行を

④「ガイドライン順守の徹底を！」各事業者は感染拡大防止のためのガイドライン順守を

⑤「会食は『みやざきモデル』で！」行事としてや、組織としての歓送迎会等は控えて。いつも一緒にいる家族や同僚との大人数でない会食はＯＫ

⑥「少しでも体調に異変がある場合は、すぐ身近な医療機関の受診を！」医療機関では、症状のある人は積極的に新型コロナの検査を行う