国スポ後に廃止−県体育館、延岡の２体育館
本紙掲載日：2021-03-06
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新県体育館は予定通り着工
県は４日、２０２７年の国民スポーツ大会に向けた新体育館（延岡市）建設に伴い、宮崎市にある現県体育館を大会終了後の２８年までに廃止する方針を示した。県議会総務政策常任委員会（野��幸士委員長）で明かした。
県国民スポーツ大会準備課などによると、大会は新型コロナの影響で１年延期されるが、延岡市に建設予定の新体育館は、当初の予定通り今年１０月に着工。２３年４月にサブアリーナ、２５年にメインアリーナが完成し、競技力向上など大会に備える。
整備の財源には、施設の集約化を前提に、国の公共施設等適正管理推進事業債（公適債）を活用する。いずれも廃止する現在の県体育館、延岡市民体育館、延岡市東海体育館を廃止・統合することで、公適債発行予定額約７８億円のうち、５０％の交付税措置が受けられる。
そのためには新体育館供用開始から５年以内に廃止が必要となる。このため、県体育館は国スポ・障スポへ向けた選手の練習拠点などとして活用した後に利用停止。２８年４月までに解体、譲渡、売却などを検討し廃止する。
同課は現体育館は１９６８年の建設、継続使用には大規模な改修などが必要。維持管理に年間約４０００万円の費用を要し、二つの体育館を維持するには相当のコスト負担が想定されるとした。