どうする２０年後の延岡

和気あいあいと−女性起業家会議

　起業した女性や起業したいという女性が集ってつながるＷ３５ｎｏｂｅｏｋａ女性起業家会議が７日、延岡市幸町の駅前複合施設エンクロスであった。市内在住の女性約２０人が参加。それぞれが抱える思いや悩みを共有した。

昨年１１月から２月にかけて開催され、２０年後の延岡を創る３５歳以下の世代が意見を交わしたＵ３５ｎｏｂｅｏｋａ未来会議のスピンオフ企画。女性は、結婚、出産、パートナーの転勤などで仕事（キャリア）から離れる機会が多い。こうした問題について女性だけで和気あいあいと話し合おうと、同未来会議に参加した約１０人の女性で実行委員会をつくって企画した。

　自己紹介の後、参加者に募集して寄せられた「話し合ってみたいテーマ」を元に五つのテーブルに分かれて話し合った。テーマは「地域活性化」「どんな４０代、５０代になりたいか」「苦手なことをできる人の探し方」などさまざま。参加者同士、お互いの意見を尊重しながら、助言し合う姿が見られた。

　出店準備中で、不安な気持ちで参加したという菊池綾さん（４３）は「起業している方から意見やアドバイスをもらえて勉強になった。つながりたかった人、会いたかった人とも会うことができてうれしかった」と感想。「延岡で何かやってみたい」という大学生の中城綾乃さん（２０）は、「（思いを話したら）『私の空き店舗使っていいよ』とか、『応援するよ』といった言葉を頂いた。つながることで次の一歩が踏み出せるなと思った。応援してもらうことで安心感もあった。これからも思っていることを発信し続けてつながり続けたい」と話した。

　実行委員会は、今後も同様のイベントを計画していきたい考え。