「ひなたＷＯＭＡＮ」（６４）ミセスジャパン県代表・遠田一美さん

生き生き輝く延岡に

　昨年１２月に都城市であった「ミセスジャパン２０２０」の出場権が懸かった宮崎大会。ファイナリスト１５人がドレスアップとウオーキング、スピーチで競い、４６歳以上のクラシックミセス部門でグランプリを獲得した。

　「準備期間も少ない中での思いがけない賞。延岡から唯一の参加で、多くの方々に応援をいただいたのがうれしかったです」

　友人に勧められたのが出場のきっかけ。年齢を重ねることで得られる内外面の美しさを審査するのを知り、勇気を振り絞った。９月末からのトレーニング開始にもかかわらず、見事金的を射止めた。

　「今は５月に静岡県で行われる本大会に向けてボイストレーニングに励み、ダンスも習う予定です。自宅近くの堤防で、体力づくりを兼ねたウオーキングも日課なんですよ」

　本業は浜砂２丁目でのエステティックサロン経営。延岡高卒業後、鹿児島県のエステの会社に就職。熊本支店などで腕を磨き、２７歳での結婚を機に帰郷した。子ども４人を育てながら自分の店を構えたのが３４歳のとき。家事との両立をこなし、ＰＴＡ活動にも積極的に参加してきた。

　「女性は支えてくれる人がいるから太陽のような存在になれるし、男性も帰ってきてホッとできる場所があるから頑張れる。男性を立てつつ、女性は守り支えてもらう。この関係性が家庭、子育てには大事なのではないでしょうか」

　地域に貢献する人材育成なども兼ねた大会。将来は、ふるさとでの県予選プロデュースが夢という。

　「結婚しても、ママになっても目標を持ち、輝いて生きている仲間を一人でも多く増やし、まちの元気、活気につなげたいですね」