宮崎ワールドアスリート

目標は金メダル−中学生２５人が修了式

　運動能力に秀でた県内の小中学生を見いだし、育てる「宮崎ワールドアスリート発掘・育成プロジェクト」の第３回修了式が１４日、新富町文化会館であった。県北の４人を含む中学３年生２５人が、将来の活躍を誓って、高校に巣立っていった。

　五輪や２０２７年に本県で開催予定の国民スポーツ大会で活躍する選手を発掘。育成する事業。小学４年生から中学３年まで、育成プログラムを通じて、能力の向上と競技適性を探る。
　
春山豪志実行委員長は「今年度はコロナ禍の影響で、多くのプログラムが中止になったが、厳しい環境の中で勉強と、部活動を両立し、大きく成長したと聞いている。心から拍手を送りたい。修了生としての自信と誇りを胸に、前向きに挑戦を」と激励した。

　修了生はそれぞれ壇上で一言。県北の阿南斗詩希さん（高千穂中）は「２８年の五輪陸上１００メートルでメダル」。宇田津蓮さん（日向中）は「カヌー競技で五輪メダル」。中田聡太さん（西郷中）は「ハンドボール日本代表で金メダル」。平野陽菜さん（東海中）は「やり投げで世界一」と決意表明した。

　また６期生となる小学４年生２１人、５年生６人の認定式があった。小学５年生を代表し、甲斐美心華さん（高千穂町）が認定証を受け取った。県北からは６期生として甲斐さんと、若杉奏汰さん（財光寺小４年）、甲斐斗梧さん（同５年）が参加する。

　式の後は、リオデジャネイロ五輪女子７人制ラグビー代表の三樹加奈さん（日向市出身）が、修了生や現役アスリート生を対象に講話を行った。