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「従業員承継」念願の独立

本紙掲載日:2021-03-22
8面

宮崎ラーメン研究所「心月」

◆愛着ある日向で出店−大分出身の大倉啓司さん

 日向市財光寺の国道10号沿いに今年1月、宮崎ラーメン研究所「心月」(しんげつ)がオープンした。店主の大倉啓司さん(49)=大分県出身=は、閉店する勤務先の経営を従業員が引き継ぐ事業承継の一つ「従業員承継」で念願の独立を果たした。

 大倉さんが日向に来たのは約4年前。大分県のラーメンチェーン店の新規出店に伴い、店長として赴任した。日向店に続き、宮崎市内にも新店舗を出すなど順調に客足を伸ばしてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で状況は一変。売り上げが減少し、先の見えない中、日向店の閉店が決まった。

 すると、常連客から「やめないでほしい」「なくなるのは寂しい」など多数の惜しむ声が寄せられ、大倉さんは「日向には父の実家があり、子どもの頃から訪れ愛着があった。何より自分のラーメンを食べたお客さんたちの喜ぶ顔が忘れられなかった」と独立を決意。社長に創業の意思を伝え、承諾を得て事業承継の手続きに入った。

 事業承継は、日向商工会議所、日本政策金融公庫などが協力。開業に必要な書類作成などのアドバイスを受けながら開店にこぎ着けた。担当した同公庫延岡支店の師岡慎課長代理は「大倉さんのラーメンへの情熱、覚悟を伺い、何とか事業承継を成功させたかった。無事に開店できて良かった。今後もサポートを続けていきたい」と話す。

 16歳で飲食業界に飛び込んだ大倉さん。最初は、大好きだった冷麺を学びたいと大分の焼き肉店に就職。その後、建設業に転職したが、麺への思いが忘れられず、ラーメン店に再就職した。約20年にわたり、久留米や大分の人気ラーメン店で修業を積み、熊本や尾道(広島)などの名店を巡って研究を重ねてきたという。

 とんこつスープは、特有の臭みを抑えた香りと食べやすさが特徴。三つの釜に、豚丸骨(げんこつ)などの異なる部位を入れたスープを作りブレンドする。その上で、独自に開発したねぎにんにく焦がし油などで味付けするという。大倉さんは「修業で学んだ本場のいいとこ取りスープ」と胸を張る。

 「一番難しいのはスープの管理」と言い、同じ品質で提供したいとの思いから1日150食限定で営業。そのため、スープがなくなり次第、営業時間内でも閉店する場合がある。

 とんこつのほか、高齢者や女性に人気の塩ラーメン、しょうゆラーメン、とまとラーメン、さらに午前9時〜11時はサーファーに評判の朝のラーメン「朝ラー」(塩、しょうゆのみ)も提供している。新型コロナ感染拡大防止策として、カウンター席に間仕切りを設置し、テーブル席にはロールカーテンを備えた。

 大倉さんは「毎日が修業、今後も研究を続けていく。ラーメン以外の新メニューにも挑戦していきたい」と抱負を語った。

 営業は火曜−土曜日で、時間は午前9時〜午後2時、午後4時(土曜は同5時)〜8時(ラストオーダーは同7時30分)。日曜は昼のみの営業で、午前9時〜午後3時(同2時30分)。定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)。ただし、いずれもスープ、麺がなくなり次第閉店する。

 問い合わせは同店(電話日向57・4078)。

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